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孫正義・英ARM3.3兆円買収まとめ

 

少し時間が空いてしまいましたが、7/18に孫正義氏が英国のARMを3.3兆円で買収したことを発表されました。IoT・AI・ロボットとの関係性。また、人類と人工知能、これからの技術の発展について孫正義氏の発言やインタビュー記事を参考に考えていきたいと思います。

 

・ARM買収関連記事まとめ

www.softbank.jp

business.nikkeibp.co.jp

www.itmedia.co.jp

japanese.engadget.com

 

・シンギュラリティとは??

技術的特異点 - Wikipedia

人工知能・ロボットの発達によって人々は労働から解放され、より自由で有意義な人生・暮らしを送ることができるという話なのですが、それに対してこの世界がロボットに支配される危険性を提示される方もいらっしゃいます。映画の世界のような話ですが、そういった未来は遅かれ早かれ訪れてくるでしょう。

今回のARMの買収は人工知能やロボット、通信の中心を担う部分で世界で最大のシェアを担う企業の買収ですから、ソフトバンクは将来確実に訪れるであろう技術革新の中心を獲りにいったということなのではないでしょうか。

 

・そもそもIoTとは何なのか

IoT Today - IoTで変えるライフスタイル -

IoT関連用語集

「IoT」とは何か、今さら聞けない基本中の基本 | インターネット | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

パソコンやスマートフォンでの利用が多いインターネットですが、その通信機能を身の回りのモノに入れ、より便利に生活を変えていこうというのが「IoT」の概念です。

この概念自体は決して新しいモノではないのですが、クラウドもなく、通信モジュールなども安価でなかった頃には大きなインフラ設備などを用意する必要があり、一般的に浸透している概念ではありませんでした。

「IoT」の技術が浸透すれば、家の中の空調や電灯、風呂の温度まで遠隔で管理することができ、お年寄りや子供の安全も確保することができます。通信費用やセキュリティなどの面でまだまだ課題は残されていますが、徐々にか、何かの技術革新がきっかけで一気に「IoT」の概念が一般的に浸透していくことは間違いないでしょう。

 

・2020年に500億デバイ

ビルや施設、自動車、エネルギー、ヘルスケア、産業機器、小売業、物流など「IoT」が導入されるであろう分野は多岐にわたり、その可能性はこれまでのどの技術革新よりも大きな規模となるのではないでしょうか。

今回のARMの買収はその通信はデータの処理などの中核を担う部分を抑えたということなのだと考えています。孫正義氏も大きな買収の後にはソフトバンクの株価は一旦下がり、そのあと徐々に上昇していくという傾向があるという話をされていたので、この「IoT」の分野は今しばらくは投資機関ということになるのでしょう。そこにどのように先行投資を行い、長期的に成長できるビジネスを構築していくのか、どういいたビジネスが生まれ、我々の生活がどう良くなるのか。

2020年につながるデバイス500億:IoTで自動車の進化を支援するインテル - ITmedia PC USER

 

newspicks.com

ARM社の技術を使った半導体チップの出荷数は、直近では年間140億個。     世界中に1300を超えるパートナー企業を中心に、その数は増え続けている。孫はそれが今後20年で、1兆個にまで増えると読んでいる。(記事引用)
記事内に書かれているこの文章がARM買収の目的の本質を物語っているのではないかと思います。